親孝行って何って考える
でもそれを考えようとする事がもう親孝行なのかも知れない。
あけましておめでとうございます。
12/28-30にかけて、countdown japanに行ってきたのだけど、書きたい事が多すぎるから、取り急ぎ。
実家に帰ってきて、この数ヶ月ふわっと感じていたものが確信となったので、取り急ぎ。
とはいえ何のことはないのだけど。
父親は元々The Beatlesやクラプトンが好きで、最近はちょっとでも気になったアーティストがいたらライブに足を運ぶのが楽しみらしい。こないだはポールのライブと小田和正のライブに行ったと言っていた。いいなおい。
以前ナゴヤドームでプロ野球のオープン戦を一緒に見に行った時に、Suchmosの話になった。若いのに渋くていいバンドがいると私に話してくれた。今度ライブに行こうか迷っていると話す父親のスマホの画面を覗き込むと、そこには2chのまとめサイトが表示されていた。
私はギョッとしてしまった。
50代男性が2chを見る事に特別な感情は無い。がしかし、私の父親はインターネット全般に抜群に疎く、それこそ一人で行きたいライブのチケットを取ることすらままならなかった。実家にいた頃は毎度私がチケットを取っていたくらいだった。
どうやら私が実家を離れた隙にスマホに慣れたみたいだ。ただ、インターネットにまるで縁がなかった父親がまとめサイトを見ているのは少し意外だった。スマホを手にした主婦のネトウヨ化が叫ばれて久しいが、思わぬ所でスマホの普及、手軽さを感じる羽目になった。
そこでふと思ったのだが、ひょっとすると、
私が2chに書き込みをする
→そのスレがまとめられる
→私の書き込みが赤字で取り上げられる
→その記事が父親の目に留まる
→私にその話題を振る
→ネットではこういう意見もあるらしいと言って私の書き込みを紹介する
→私は素直に受け入れる
(以下、歓談)
というこの流れ、もしかしたら次世代型親孝行なのかも知れない。
インターネットを介した親子の意見交流。
厳密にはそこに親子関係は存在していないのかも知れないけど、先入観なく意見を仕入れる事が出来る。鮮度もサイズもそのままで息子連中とコミュニケートできる。その事実があればこの場合十分なのではないだろうか。万が一それで虎の威・他人の褌・昔取った杵柄の全アイテムをフル装備して大ナタを振るうようであれば粛清されて然るべきだけど、幸い父親はそういう人間ではない。
実際のところこの形は無機質で物悲しいような印象もある。けども家族の形をああだこうだ言われることやましてや比較される謂れはない。
何よりこの説だれかに話したらそこそこ盛り上がると思うから、よし。
くだらない話も、君に喋ることを思うと試行錯誤が途端に至上の娯楽に変わる。
君の意見が聞きたくなる。
一人で完結していては勿体ない。
まずは話をしないとな。
今年もこのスタンスは大事にしていきたいな。