unison square gardenのライブに行った
先日、unison square gardenのライブに行った。
血湧き肉躍るし頭が沸騰しそうだよって現に言った。
unison square gardenはずっと好きで、彼らの生き方や生み出すものに多大な影響を受けている事は自覚している。
とは言え真っ当に聴くようになったのは最近で、恐らく4〜5年ほど前からなんだけど。
相変わらず本当に良いライブをしていて、その相変わらずがどうしようもなく有り難く、何よりも尊かった。
見るたびアップデートされていて、広いステージでの見せ方にまた磨きがかかっていて、向かう所敵なし、
というか、
向かう所には最早味方しかいないんじゃないか、
と思わせる説得力があった。また良いライブだったと思わせてくれる力量と熱意には目眩がする迄感謝を捧げて然るべきだ。
内容は割愛するがあまりに良いライブに引っ張られてのんべんだらりと日常を通過してゴールデンウィークになった。
惰性の早起きの後だらだらとYouTubeを見ていたらクリープハイプのイトのPVに行き着いた。
この曲は本当に良い。取るに足らない常識や由来も知らない倫理観に苛まれた彼らがついに辿り着いた境地だと勝手に思っては涙腺を自分で殴りに行っている。
なんだかやっと好きなものや人に自信が持てるようになった。自信というよりは誇りかも知れない。これだけ素晴らしいものを好きでいられる自分で良かったと思うし、もっと沢山の人に知って欲しいと思うようになった。
ただ、love is blind状態を回避する為にも、批判的な目線は常に持っていたいと思う。
その方が色んな角度から対象を捉える事が出来て、発見も多いと思っているし、実感もある。
…という能書きを脳内に昼夜切々と殴り書いているのは、いざ目の当たりにした時にそれら但し書きの全てを滔々と上書きされる感覚が動物的で大変心地よいからに他ならない。
理性でもって行動する事が多いしそうするべきだと固く心に決めているからこそ、本能を引きずりだしてくれる物や人にはただただ感服するばかり、である。
敗北感で心が満たされる唯一の瞬間だと思っている。
ライブに行ってから1週間ほど経ち、この奇妙な敗北感と満足感は何だろうと無い知恵絞ってようやく得た解答にしては何とも情けない。
もう死語かな。