結局プルオーバー

二転三転します

もしかしてこれから伴侶と呼べるんじゃないか

プロポーズをした。 もうじき入籍する。 なんだか奇妙な感じだが、思っていたよりしっくりきている自分はなかなか気に入っている。 この先一緒に生きて、同じ墓に入ることがとてつもなく不思議な感じがする、そんな話をしていると、彼女が言う。 「同じ墓に…

感性が鈍くなっていく

山田亮一氏の諦念と希望が入り混じった詩がどうしようもなく好きだ。 土曜の朝、実家に帰る道すがら、ハヌマーンを聴きながらふと思った。 ハヌマーン「幸福のしっぽ」「トラベルプランナー」バズマザーズ「恋文は下駄箱の中」 10代の自分に色濃く影響を与え…

火ではなく煙を眺める

職業に貴賤がないとは言うけれど、何が正しいんだろうと思うことがある。職業柄、公平公正を求められることが多いけど、やっぱり建前だよなあなんて考えてしまう。 何をするでもなく休日が過ぎていくことが続いていて、さすがにどうかと思って散歩をしてみた…

未来

もしかしたら、終わってしまうかもなあと思って、心の準備をする事がある。 直近で、尚且つ一番大きなもので言うと、友人の死。 手紙を見つけて、ああもう駄目だ、見つからないんだろうな、死んでいるに決まっている、沈みすぎないようにしよう、そう言い聞…

灯りの在処

2月に入り、依然として寒気は猛威を振るっており、マフラーでは隠し切れない顔面の広さを憎む今日この頃。 夜は寝付きが悪くなるし朝は布団から出られないし、いい加減にご勘弁願いたい。 とはいえ、寒気が何の役に立たないのかと言われると、当然そんなこと…

年が明けて

準急と特急を平気で間違える27歳。 これでいいのかと思うことが増えた。 音楽のこと、映画のこと、小説のこと、アニメのこと、服のこと、食事のこと、旅行のこと、ラジオのこと、好きなものは増え続ける一方だけどどれも中途半端。 政治のことや社会のこと、…

pray

かなり気が滅入ってしまっていましたが、なんだか少し励まされました。 すごい人だったんだなと、また思い知らされました。 ありがとう。本当にありがとう。 これからも、ずっと大切にしていきます。 彼女たちの未来が一粒でも多くの幸せで溢れますように。 …

無題

2013年のCDJで初めて赤い公園を見た。 荒々しいのに気高くて、それでいて軽やかに去っていく姿に一撃で虜になった。 それ以来ずっと、彼女たちの音楽に救われてきた。 友人関係が崩れそうになった時、KOIKIを聴いて「やらねば」と踏ん張れた。 就職活動で行…

「この果実が熟すまで」に蓋をして

長い付き合いの友人が、「中学生の頃はトマトが嫌いで、弁当に入っているといつも仲の良かった私に食べさせていたが、今では自ら好んで食べるようになった」という話を、まあよくする。 かれこれ10年ほど、彼はこの話をしている。トマトや苦手な食べ物の話題…

目を合わせて

大切な友人がひとりいなくなってしまった。 彼がいなくなってしばらくは、その事実を受け入れられず、なにか物語の中にいるような浮遊感すらあった。 やがて半年が経ち、あっという間に一年が経った。 この身に降りかかるあらゆる事象がすべて作り物のようで…

幕間

ひどく間が空いてしまった。 いろいろなことが変わった。 終わってしまった事の方が今は多く感じる。 それでも生きていかなければならない。

20:40

午後8時 無性に嫌になる 壊れたまま直されない看板 無精髭 忘れちまえと囃し立てる声 ノンアルコールビール 悲しみに目を逸らしせっせと暮らすこと 淘汰 心象 街角の桜 紺色のスーツに茶色い革靴 みんなつらいけど頑張ってなんとか生きているのよ なあ 俺は…

だらり

心ない言葉に慣れないようにしないといけない。 自分を守るためとはいえ、なにも感じなくなることはとても怖いことだと思う。 この先、感性の死に対して果たして敏感であれるだろうか。 生きていると言えるだろうか。 自信がない。

読みたてホヤホヤは怖い

MAJOR、うえきの法則、BLEACHを立て続けに読んだ結果、世間一般の中学生より中学生な気がしてならない。 中でも海燕副隊長の"心は何処にあるか"って話、当時より深くストレートに刺さってしまった。 私が年を取ったせいか、取るに足らないプライドや意地が少…

すべり台

冬の風に頬を刺されて どうにも緩む口元 いつかみたいに笑わされているようで こういう時には顔を出すのに一体どこに隠れてしまったのかな 仕方ないから僕から話すよ だからはやく答えてくれよ このままじゃずっと待ちぼうけだよ ネクタイもほどかずにぼんや…

彼女と同棲の約束をしたのだけれど、ここにきて悩んでいる。 迂闊に終電逃して友達と3時間かけて歩いて帰りたいし、 逆に終電逃した友達を渋々迎えたいし、 夜中突然銭湯に行きたいし、 ひとりでだらだら音楽を聴きたいし、 焼肉のタレで肉を炒めて丼にして…

目を閉じて耳をすます

もう未来に特別の期待をする気もないけれど、とはいえ簡単に諦めていい理由なんてないんだな。 "いつか"を待つのは受動的で、虚しくて、優しいだけだと思っていた。 時間の流れがすべてなんとかしてくれるよ、なんて傲慢な手の差し伸べ方をしてくる手合いと…

地平

友人の子供を抱いた時に去来するこの感情が、いつか別のものに変化することがあるのでしょうか。 この先、ささやかな幸せに触れるたびにその都度寂しさや虚しさに蓋をしなくてはいけないのでしょうか。 去年の元旦は、とても晴れていました。 今朝の天気を私…

アダルトビデオ

今を大事にしないとなと思うことがある。 ミッシェルガンエレファントを知ったのもバースデイを知ってからだし、 ナンバーガールを知ったのもザゼンボーイズを知ってから。 奇妙で、少し気が引ける逆転現象が、ずっとずっともどかしかった。どちらも大好きな…

宛て所に尋ねなし

10年20年やってきた人間の言葉を軽んじるなよ。 あんたが10年20年向き合い続け熱量を維持できたものって一つでもあったかよ。 その瞬間だけを掴まえて、「なーんだ」なんて一笑に付す、そのおこがましさが鼻につくんだよ。 なにもかもに対してストーリーやら…

大さじ小さじ

友達といるのにイヤホンしてる奴が一番苦手だ。 そういう奴が周りにいなくて良かったと思う反面、果たしてこの先こういった手合いをスルー出来るようになれるのだろうかと思う。 この些細な苛立ちと一生向き合っていくのかと思うとしんどいけれど、このささ…

右手

40過ぎた芸人が、相方のここがすごい、相方はこういう所がある、なんて言っているのを見ると、なんだか本当に泣いてしまいたくなる。 それが仕事とは言え、誰よりも身近な人間を衒いもなく褒められるのは、尊いことだと思うし、羨ましい。 俺も少し前までは…

揺られたところで

音漏れを気にして満足に音楽を聴けない。 高性能のヘッドフォンはまだ手に入らない。手に入れ方も分からない。

火の粉

俺を見て笑う俺はいても、 俺を見て諭す俺はいない。 評価を得ることに躍起になっていると、 譲るべきではないところばかりが曖昧になり、守る為には消すも止む無しと考えるようになる。 寂しさや虚しさの対処法は目を背ける事くらいしかなくて、それくらい…

揮発

道の真ん中で蝉が死んでいた。 夏になればどこでも目にするありふれた景色だ。ある種夏の風物詩なのかも知れないが、ただでさえ暑い上に視覚的にも暑さを感じてはたまらない。私は厳しい日差しにうだるようなフリをして、いつものようにそれを通り過ぎた。 …

どうにも遠い

昨日、岡崎のリゾームライブラリーに行った。 初めてライブに行った時のような、新鮮な気持ちを覚えた。 正直気持ちがぐちゃぐちゃで何が言いたいかさっぱりだけれど、だからこそ、書いて残しておこうと思う。一日空けてもこの浮遊感は普通じゃない。 ミュー…

もたれかかる

無事就職が決まって、モラトリアムはするすると幕を下ろし、いざ働き出して、案の定身体は疲れている。脆弱にして惰弱。 まあそれはそれでいいとして、流行りとか大人気ってなんなんだろうと、最近ちょくちょく考える。 yonigeとかポルカドットスティングレ…

いつか悪魔と対決する日を待っている

"大人になる"。なんて大それた表現だろう、といつも思う。 一体これが何周目なのか分からないけれど、未だにモラトリアムのような青臭い悩みが鼻をつく時がある。 人生において特筆して大きな功績をあげることも血の滲むようような苦労をしたこともなく、な…

猫は借りられない

私は友人3人と一軒家を借りてシェアハウスをしている。もう5ヶ月ほどになる。 友人の一人が先輩の子供を預かる事が3ヶ月に1回くらいの頻度であって、今日がその日だった。 予約したはずの美容院に何故かさらりと断られすごすごと家に帰ると、件の子供2人が待…

OMG

ナンバーガールが再始動する! それもライジングサンで。そこから何発かヤるらしい。 あり得ない! まあなんともべらぼうに嬉しいのだが、そうは言っても私は別にナンバーガール世代という訳ではない。 正直なところザゼンボーイズから彼らのことを知った身…