結局プルオーバー

二転三転します

アダルトビデオ

今を大事にしないとなと思うことがある。

 

ミッシェルガンエレファントを知ったのもバースデイを知ってからだし、

ナンバーガールを知ったのもザゼンボーイズを知ってから。

奇妙で、少し気が引ける逆転現象が、ずっとずっともどかしかった。どちらも大好きなバンドなのだけれど、当事者でないことで熱量や好意に埋まらない差があるようで、なんだか恥ずかしささえ感じる始末だった。

体験や経験、過去を美化するのはあまり好きじゃないけど、確かな実感がほしいと思うところが多分にあった。

 

思い出補正とはよく言ったもので、限りなく黒色に近かった青春時代もフィルターひとつで深みのある紺色に変わる。

 

少し昔に生まれていたら、なんてどうしようもないことを考えた時もあったが、そんなじいさんのじいさんの時代から言われていた手垢まみれの決まり文句をありがたがる方がお門違いというもの。

いつ生まれていつ死ぬかなんて考えるのはあまりにも些末なことで、"時代は繰り返す"って言葉がビンテージにならずに未だに現役バリバリで活躍しているのは誰もが皆今を懸命に生きているからだと思う。時代は繰り返すもので、巻き戻しの利く代物じゃない。

 

なにもかも、いつ始まっていつ終わるかわからない。だからこそ今を大事にしたい。月並みなフレーズだけど、本当にそうだと思っているから。