地平
友人の子供を抱いた時に去来するこの感情が、いつか別のものに変化することがあるのでしょうか。
この先、ささやかな幸せに触れるたびにその都度寂しさや虚しさに蓋をしなくてはいけないのでしょうか。
去年の元旦は、とても晴れていました。
今朝の天気を私はもう忘れてしまいました。
忘れてしまいました。
これからもこうして忘れていくのでしょうか。
忘れていけるのでしょうか。
忘れていいのでしょうか。
いいわけがない。
今年の目標は、ありません。
立てられるほど先が見えていないからです。
ただ毎日を生きて、出来る範囲で日毎に変わるこの感情を記録していけたらと思っています。
今日言っていたこと、思っていたことが次の朝が来るとまるで的外れに思える、あれからはそんな毎日でした。
これからはどうでしょう。
なんて、誰がわかると言うのですか。
だって誰もいないのだから。